【風車めぐり】 第22弾 : 遠州掛川風力発電所
シリーズでお届けする【風車めぐり】は、全国の風力発電所を訪れた記録を紹介するシリーズ。
どこか普段と違う不思議な雰囲気でいて、風が気持ち良い高台にあることの多い風力発電所。
そんな風力発電所の様子や感想などをお届けします。
【風力発電所データ】
名前 : 遠州掛川風力発電所
場所 : 静岡県掛川市千浜, 浜野
規模 : 13.98MW (2MW x 5, 1.99MW x 2)
風車数 : 7基
見学設備: なし*
駐車場 : なし*
接近 : 可能
その他 : 案内板
(*)常時開放されているグラウンドゴルフ場の駐車場があります。また、案内板があります。見学を前提としているかというと微妙なため、「なし」としました。
【風車データ】
メーカー : ENERCON (ドイツ)
風車型式 : E82-E2
単基出力 : 2MW, 1.99MW
タワー高 : 78m
ローター径: 82m
増速機 : なし
【アクセス】
道路状況 : 良好
1枚目の地図の中心付近は、案内板のある風車の位置を示しています。
2枚目の地図の中心付近は、冒頭の写真の撮影場所を示しています。
静岡県掛川市を走る国道150号線を行くと、御前崎市との堺付近を流れる菊川沿いに大東総合運動場、大東浄化センターがあり、その隣にあるグラウンドゴルフ場の駐車場に風車と案内板が立っています。
冒頭の写真は2枚目の地図の場所から撮影しています。
海の家(簡単な屋根のある休憩場所)と簡易的なサーファー等向けの駐車場があります。
この付近の砂丘の上からの眺めは格別です。
遠州掛川風力発電所の風車は、たまご型と流線型が美しい、エネルコンの風車が採用されています。
中でも国内に入ってきているエネルコンの風車で一番大型のE82が使われています。
以前紹介した浜松風色発電所と同型です。
風車も海沿いに並んで立っているので、海と空と風車のとても綺麗な風景が見られます。
海岸から見る景色は特にきれいです。
この風力発電所は全体を見ると同じ風車が8基見えますが、そのうちの1本はこの後紹介する浜野風力発電所といい、運用形態がわけられています。
先に建設されたのがその1基の浜野風力発電所で、地元のコンクリート業者との共同運営となっています。
その結果を踏まえ、この残りの7基の遠州掛川風力発電所が建設されています。
また、すぐ隣の御前崎市には、ブレード面が風下を向くダウンウィンド型の風車を採用した御前崎風力発電所があり、全く真逆を向いて発電する2種類の風車を同時に眺められる面白い発電所でもあります。
*見学設備とは、説明用看板などが設けてあるか、見学のために近づけるようになっているかなど、見学者を受け入れる用意があるか、見学者が訪れる前提で発電所が整備されているかどうかを指しています。
「注意事項」
・施設を訪れる場合の参考にしていただくのは構いませんが、実際に訪れておきた事故等の責任は一切負いません。各自判断のうえ自己責任でお願いします。
・立入禁止区域等には絶対に入らないようにしましょう。