えるまろぐ

風車めぐり時々レビュー

受験用の電鍵

前回、大変恥ずかしい第一級総合無線通信士の受験記を書きました。

ここまできたらもうとるしかない!ということで、電気通信術の試験練習と、受験のためにとりあえず電鍵を買いました。

実は、令和2年9月期の試験の受験を決めたときに、練習用の電鍵、ハイモンド TC-701を購入していました。

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電鍵にブザーがつながっていて、叩くと鳴る単純なものですが、ちゃんと老舗電鍵メーカー、ハイモンド製。
後にちゃんとした電鍵を買ってわかったのですが、樹脂部分は部品が共通でマジなやつでした...。

ただしこの電鍵、袋ナットの頭をボルトのおしりで叩く簡易な構造なため、接触が悪く、時々上手く鳴りません。
この練習用電鍵を購入した時点では、その程度の接触不良でどうこうという腕前じゃなかったので、ちまちま練習していました。

そして、第一級総合無線通信士の試験を受けてみて。
これは、ちゃんとした、当日試験会場に持ち込めるような電鍵がいるぞ.....と思い知らされたため、買い直しました。

ただ、私は受験記にも書いたように、今の所アマチュア業務で電信もしていないし、新品の高級品を買っても仕方がない、と思ったので、いいものの中古品を探しました。
そして、買ったのがこれ。

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HI-MOUND HK-808。
調べてみたら、縦振り電鍵ならこれ! みたいな感じで出てきたので......(安直
防衛庁に制式採用されていた(らしい?)ものの後継品のようで、なんだかそそられました。

流石に新品で買うとすごいお値段がするので、中古品を探しました。
ネットで買ったので心配でしたが、状態もよく、一度ばらして清掃したら、きれいになりました。

事前に調べて知った、壊れやすいという支点軸受カバーは、やはり割れかかっていたので、メーカーに問い合わせて新品を購入し補修しました。

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ご存知の通りレビューできるような輩ではないのでレビューは割愛しますが、素人でもわかる、精密さ......。
これが本物の電鍵か。

さて、なぜこのご時世にエレキーにしなかったかという話ですが。
前述の通り、アマチュア業務で今の所使用する予定がなく、そもそもパドル操作も知らない。
それに、あくまで業務目的の資格受験なので、まずは電信の基礎を覚えようと。
ただしこれはとんでもない遠回りかもしれません。
自分でも薄々感じているのですが、この道で決めたのでしばらく進んでみようと思います。
だめだったら、次回の試験時にわかりますね。