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えるまろぐ

風車めぐり時々レビュー

ソフトバンクからIIJ mioへMNPしたらどのくらいかかる?

近年流行りのMVNO格安SIM
1万円くらいかかっていた携帯電話の利用料金が、3000円くらいになってしまうと話題になりました。
いざMVNOMNPを使って転出するとなると、時間はどれくらいかかるのかとか、費用はどうなのかとか、気になることがたくさんありました。
今回私もMNPを使ってソフトバンクモバイルからMVNOであるIIJ mio(音声通話付き)へ移ってみたので、忘備録も兼ねてご紹介します。

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今回は

1) MNPソフトバンクモバイルからIIJ mioへ移るのにかかる時間

2) 転出及び転入にかかる費用

3) 転出前後に注意すること

の3点を主にご紹介します。


1) MNPソフトバンクモバイルからIIJ mioへ移るのにかかる時間

結論から言うと、きっかり1週間かかりました。
ソフトバンクモバイルMNP番号を請求するところから、IIJの回線が開通するまでに実際に辿った流れは次のとおりです。

2017/02/22(水曜日) 13:30

ソフトバンクモバイルMNP専用ダイヤル、ソフトバンクモバイルの回線から「*5533」へ電話をかけ、MNP番号の請求を行いました。
この電話にかかった時間は15分。
転出に係る各種費用の説明や、MNP番号の有効期間である15日以内に開通処理まで完了する見込みがあるかなど、一通り説明を受けたあとに、SMSでMNP番号が送られてきました。
ソフトバンクから出て行かないでと引き留められるかと思ったら、転出することには案外ドライで、系列であるYモバイルへ行ってくれないか攻撃がわりとありました。鬱陶しいほどではなかったので、軽く聞き流しておきました。

2017/02/22(水曜日) 14:20

IIJ mioへオンラインで申し込み完了。
今回はわりと月末が近く、急いでいたので、Amazon等でクーポン付きのものなどは買わず、公式オンラインから直接申し込みました。
携帯電話からすべて完結します。
今回は音声通話付きのSIMなので、申込みが完了すると、本人確認の書類の送付を求められます。
書類と行っても、運転免許証の写真を撮って専用フォームから送るだけ。とても簡単です。
この時点で、本人確認に通常2-3日かかり、本人確認完了からSIMの到着まで最短3-4日と案内されます。
月末をまたぐと、ソフトバンクモバイル側の利用料がまた1ヶ月分請求されてしまうので、大きな痛手です。
間に合うかどうかの瀬戸際でしたが、思い切って申し込んでみました。

2017/02/23(木曜日) 19:20

本人確認書類確認結果の連絡
まぁ通るだろうと思っていたのですが、まさかの不備。
申込情報を修正して、再度本人確認書類画像を送れとの指示。やってしまいました。
原因は、申込時にウェブフォームに入力するにあたり、iPhoneのオートコンプリートを使い、その結果をしっかり確認しなかったこと。
住所の字名が二重に入っていました...
慌てて修正し、再度同じ手順で本人確認画像を送信

2017/02/24(金曜日) 19:00

本人確認書類確認結果の連絡(その2)
今度こそは合格。
SIMの発送手続きに入る旨の連絡。
最短で3-4日とのことで、土日を挟む場合はさらに時間がかかるとのこと。
うーん、雲行きがあやしくなってきました。

2017/02/25(土曜日) 19:00

SIM発送の連絡
土日を挟むと遅くなるかもと書いてあった割に、土曜日でも発送してくれました。
助かりました。

2017/02/26(日曜日) 21:00

配送業者、荷物を捌ききれず持ち戻り。
SIMはヤマト運輸で送られてきますが、昨今の宅配事情がアレなのは御存知の通り、一度は配達中になったものの、時間切れで持ち戻りとなってしまいました。

2017/02/27(月曜日) 12:00

SIM到着。

2017/02/27(月曜日) 19:30

帰宅したのですぐに開通手続き、と思ったら、なんと開通手続きは9:00-19:00の間に電話で行う必要があるとのこと。
もう1日送れていたらアウトでした。

2017/02/28(火曜日) 10:50

おうちでナンバーポータビリティ開通手続きダイヤルへ電話。
電話番号とSIMカードのCCID下4桁を入力するだけで完了。
SIMを入れ替えて、APNプロファイルをインストールし、オフラインモードにして待機。

2017/02/28(火曜日) 12:15

何度かオフラインモードを入れたり切ったりしても開通しないので、電話の電源を入れ直すと、docomoのシグナルを掴みました。
まだ3Gのみの表示です。

2017/02/28(火曜日) 12:20

5分ほどで、4Gの表示に切り替わりました。
完全に移行完了です。

このように、自分のミスや、配達の送れなどで1週間を要しました。
一番スムーズに行くと、あと1日や2日は縮まったかもしれませんが、1週間はかかると見ておいたほうが安心です。


2) 転出及び転入にかかる費用

まず、私の場合はソフトバンクモバイルの契約の更新月ではなかったため、違約金が発生しました。
違約金は 10,260円。
参考までに私の契約していたプランは次の通りです。

・スマ放題(2年契約あり) + データ定額(5G)

ソフトバンクiPhone6を購入された方は、推奨どおりのベーシックな契約のはずです。
また、この他にMNP転出手数料として、ソフトバンク側で3,240円。
同じくIIJ側でも転入手数料として3000円ほどかかります。

合わせて17,000円ほどかかりますが、月額の利用料金が10,000ほどから2000円台になるので、次回の契約更新月である11月を待つよりずっとお得です。


3) 転出前後に注意すること

MVNOのデメリットを把握する

MVNO格安SIMは格安な代わりにデメリットがいくつかあります。
代表的なものは次の通りです。

・キャリアのメールアドレスがなくなる
ソフトバンクでいうと、「@softbank.ne.jp」というメールアドレスがもらえますが、MVNOではこれらのメールアドレスは取得できません。
代わりにGmailなどのフリーメールを利用していくことになりますが、例えば自治体の防災情報メールや金融機関のパスワード通知メールなど、即時性の求められるメールサービスを利用するときは少々困るかもしれません。

・混雑時はデータ通信速度が低下する
例えばお昼休み時(12:00-13:00頃)や、定時後(18:00前後)など、利用者の増加する時間帯は明らかに通信速度が低下しています。
といっても、よくあるデータ通信量制限などのときとは違って、大容量通信をしなければあまり困ることはない程度の速度は出ています。
また、災害時など急に需要が高まったときなども真っ先に規制されることになるはずです。

・音声通話料が割高
音声通話付きのSIMを契約しても音声通話は割高です。IIJ mioのみおふぉんだと20円/30秒。
専用のアプリを使ってかけると10円/30秒と半額になりますが、それでも定額や無料通話分はありません。
何分以内の通話は何度かけても定額、などというオプションもありますが、これも通話には専用アプリを利用する必要があります。

SIMフリー端末を用意しておく

例えばソフトバンクで購入した携帯電話などは、ソフトバンクSIMロックがかかっている場合があります。
SIMロックがかかっている端末ではMVNOのSIMは使ないので、予めSIMフリー端末を購入しておくか、SIMロック解除の請求ができる端末であれば、予め解除してもらっておきます。
今回私は、AppleからSIMフリーiPhoneを購入しておりましたので、この点は問題ありませんでした。

・開通手続きの時間に注意

IIJ mioのSIMが届いたら、自分で電話をかけて開通手続きを行います。
ただし、開通手続きができるのは 9:00-19:00 (年中無休) の間なので、例えば帰宅が遅くなるなどの場合は、月末ギリギリだと痛い目に遭う恐れが。

・APN構成プロファイルのインストール

ソフトバンクからIIJへの回線の切り替えは、SIMを入れ替えて終わりではなく、APNという回線に接続するための設定をする必要があります。
iPhoneの場合は、構成プロファイルをインストールすることで簡単に行えるようになっていますが、ソフトバンクモバイルの回線が切れてしまってからでは、WiFi以外に構成プロファイルをダウンロードする手段がなくなってしまいます。
なので、WiFiがない環境で回線の切り替えを行う予定の場合は、予め構成プロファイルを入手しておく必要があります。
IIJ mioの場合、構成プロファイルは専用アプリ「IIJmioクーポンスイッチ」からインストールできるようになっているので、移行前の回線がつながっている間に専用アプリをiPhoneにインストールしておけば安心です。

IIJmioクーポンスイッチ

IIJmioクーポンスイッチ

  • Internet Initiative Japan Inc.
  • ユーティリティ
  • 無料

なお、プロファイルはアプリ内「ヘルプ」から「構成プロファイルのインストール」にて行なえます。
SIMを入れ替えたらインストールし、開通するのを待ちましょう。




私が移行に際して気になった点はこのくらいですが、そもそもなぜMVNOに移行しようと思ったのかといいますと。

ソフトバンクではデータ定額の5GBのプランを契約していましたが、毎月最後の2-3日になってデータ量が足りなくなり、1GB/1000円で購入していました。
そこでソフトバンクの20GBプランがほとんど同じ額で加入できるとあり検討したのですが、それまで無料だったテザリングオプションが、20GBプランの場合は1000円のオプションになってしまいます。合わせて毎月2000円高くなると、月額12,000円程度となり、1回線の維持費としてはいかがなものかというレベルになってきます。
そこでMVNOのデメリットを考えてみたところ、キャリアのメールアドレスはほとんど使っていないので困りません。
回線速度については、すでに何人かの友人がIIJの回線を利用していましたので、聞いてみると、混雑時の速度低下も困るレベルではないとのこと。
などなど、デメリットは受け入れられそうなレベルだったので、移行するに至りました。

何人かに話を聞いてみたところ、やはりキャリアのメールアドレスがなくなるのは困る、という人が数人いたので、一番のネックになるのはそこでしょうか。


しかし、1つ思わぬ嬉しいこともありました。
それは着信通知サービスで、圏外時や電源OFF時に着信があった場合、あとでSMSで着信があったこととその番号を通知してくれるサービスなのですが、IIJ mioの場合追加オプションなしで利用できました。
ソフトバンクの場合は留守番電話オプションに付随するサービスだったので、留守番電話は必要ないけどそのためだけに留守番電話オプションに加入していたのでした。

まだ開通して半日使っただけですが、混雑時のデータ通信も体験できたし、デメリットを受け入れられるのであればわりとおすすめできるのではないでしょうか。
こうして私は12年10ヶ月契約してきたソフトバンクモバイルとおさらばしたのでした。