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風車めぐり時々レビュー

BuyInThaiを使ってみる

 海外でモノを買ったとき、そのお店が直接海外配送に対応してくれていればよいのだが、そうでなければ荷物転送サービスを使う。BuyInThaiはそういったサービスのうちの一つで、タイでの買い物に特化したサービスである。
 個人的な趣味でしばしば海外からモノを買うのだけれど、これまでにBuy and Shipという転送サービスを何度か使ったことがある。今回も自動車部品をタイから購入するにあたり、Buy and Shipを使おうと思ったのだけれど、なんとタイ倉庫(このサービスは世界中に「倉庫」と呼ばれる受け取り拠点がある。)のサービスが8月25日着荷分で終了とのこと。後続の倉庫も案内されていないので、仕方なく別のサービスを探していたところ、BuyInThaiに行き着いたわけである。

 結論から言うと、荷物は届いたものの、エクスペリエンスとしては最低の部類であった。どうしてもという機会がなければ、二度と使うことはないと思う。


BuyInThai | Thailand Package Forwarding - Ship to USA, UK & Worldwide

ちなみに、日本語サイトもある。
 タイ転送倉庫 BuyInThai | タイから日本への転送サービス


 今回購入した商品はECサイトに掲載されているものではなく、タイの自動車チューナーがSNSに掲載していたとある部品である。唯一無二のモノなのでどうしても購入したい。
 7月31日に問い合わせメールを送り、返事があったのが8月12日。「日本に送れるfreight forwarderに連絡できるか?」とだけ短く返ってきた。
 この時点で、Buy and Shipのタイ倉庫のアドレスを調べたところ、冒頭に書いた8月25日着荷分でサービス終了ということに気づいたわけで、時間がない。8月25日までに発送できるかと念のため聞いてみたところ、快くOKをもらえたものの、送金方法は銀行振込のみとのこと。国際送金は時間がかかる。
 ひとまず購入に向けてのやり取りをしながら、Buy and Shipにタイ倉庫のアドレスを問い合わせた(通常は公開されているが、まもなく閉業ということで非公開かつ要問い合わせになっていた)ところ、本当に8/25までに届くか?とか、商品のURLを送れ、とかすぐに倉庫住所を教えてくれず面倒な雰囲気になってきた。こちらを使うのは諦めたほうがよさそうという雰囲気を感じ取り、代わりになる荷物転送サービスを探して、BuyInThaiをみつけたわけ。
 BuyInThaiは初めて使うサービスなので信用できそうか調べてみたものの、レビューがほぼヒットしない(Xで1年前のものが1例だけ)。Webサイトは整いすぎている割に、どこかハリボテ感を感じると言うか、遷移に違和感があると言うか…自分の中の怪しいセンサーが反応している。不審に思ってさらにAIに聞いてみると、レビューがほぼ無い点、ドメイン取得が新しいこと、新しそうなサービスなのにページが作り込まれているなどの理由で、信頼性はなくはないが微妙との評価。
 とはいえ、他により良さそうな転送サービスを見つけることもできず、ほぼ藁にもすがる思いで、ダメもとで使ってみることにした。一応、万が一の場合に備えて、Buy and Shipに切り替えられるよう、8/25の期限はリリースせずに商品の販売元とやり取りを続けた。
 それともう一つ気になったところは、メールの問い合わせ先アドレスのドメインが"shopthaiwise.com"になっていたこと、shopthaiwiseは、イスラエル向けのタイ購入代行サービスのドメインのよう。この購入代行サービスはアメリカの企業のようだが、なにか関連があるのだろうか。それから、倉庫から自分の家までの配送業者の選択に、ドバイの配送業者であるAramexが含まれている。中東方面に本拠地があるのだろうか。AIに聞いてみても、特に関連性は見つけられなかった。

経過

8月12日(水) サービスに登録してみる。

 サイトから登録するとすぐに、「あなた専用の倉庫住所が用意できました。」というメールが届く。倉庫住所とスイートナンバーが書いてあり、自分専用のスイートナンバーで個人を識別するようだ
 Buy and Shipの場合は、自分の名字を専用のIDに書き換えて配送する方式だったので、ちょっと違う。
 ただしこの住所、Web上のマイページに表示されているものと微妙に違う。細かい通り名や番地は一致しているのだが、州の表記が違うし、肝心のスイートナンバーも違っている。スイートナンバーは個人を識別するための番号なので困った。本来ならここで問い合わせるべきだったのだが、処理を急いでいたこともあって、そのまま突っ走った。
 
 この日のうちに、商品の販売元と連絡がものすごいスピードで進む。配送方法、支払い方法などの確認と合わせて、配送先住所も念のため教えてくれとのこと。これを確認してくれて本当に助かった。
 メールで届いた住所を配送先住所として送ると、Chonburi も Bangkokもどちらも州名なのだがどっちなんだとの返事。確かに、Province=州 の欄にChonburi とあるものの、住所はBangkokとなっている。怪しすぎる...。普通に考えればBnagkokなんだろうなと思うところだが、こういう凡ミスはサービスの信頼性を揺るがす。
 一方、マイページに記載されている住所は、Provinceの誤記はない。こちらの方が信頼できそうと判断をして、住所の訂正連絡をすると同時に、スイートナンバーも(マイページに記載されているものに)訂正してもらった。果たして吉と出るか凶と出るか。
 その住所をGoogleMapsのストリートビューで見て見ても、建物の前まではたどり着けない。細い路地の奥地にあるようだ、大丈夫だろうか。

8月13日(木) 商品代金支払いのための国際送金を申し込む。
8月17日(月) 国際送金の審査・送金が完了する。

 (今回の記事には関係がないが) 送金が完了したので確認してくれと連絡すると、なんと着金額が少ないとのこと。どうやら仲介銀行が手数料を引いたようだが、その額は、引かれるかどうかを含め事前にわからないことだったので、その旨と、不足額を教えてくれと連絡。すると、「事情は承知したのでこちらで負担するから追加送金はしなくていいよ」と優しい返事。タイの人はやさしい。この時点で8/25には間に合いそうになかったので、Buy and Shipに切り替える余地はなくなり、8/25の期限は気にしなくてよい旨も合わせて連絡しておいた。先方から、「今週中に発送するよ」と連絡をもらって一旦終了。

8月25日(火) 追跡番号を督促する

 先週中に発送する、と言っていた割には発送の連絡がない。こちらとしては、BuyInThaiの荷物登録に追跡番号が必要なので教えてほしい、という建前で、「荷物発送した? 追跡番号が必要なのでおしえて。」の連絡。返事は、「今日送る予定だよ!」とのこと。タイにも蕎麦屋の出前はあるのだろうか。タイ人は時間にルーズなところがあるらしい。というか、日本人が細かすぎるのだろう。
 約束どおり? 夕方には発送してくれたらしく、荷姿とタイ語で書かれたタイランドポストのレシートの画像が送られてきた。タイ語では追跡番号がどれかすらもわからなかったので、AIの力を借りて解読。計測された重量やサイズも記載されていたので、BuyInThaiに登録するときに非常に助かった。マイページのPackages(荷物)のページにPending(保留中)として登録された。

8月26日(水) タイ倉庫への配達完了

 タイランドポストの追跡によれば、午前中に一度不在のため持ち戻りの後、午後に再配達が成功したようだ。ビジネス倉庫なのに不在?と不安要素が増えたものの、まぁ、配達完了になっているのでよしとする。

8月27日(木) 荷物が登録されないので問い合わせ

 丸一日様子をみてみたが、BuyInThaiのマイページ上で荷物が受け取り済みにならないので、マイページの問い合わせフォームから問い合わせ。問い合わせ内容はケースオープンのステータスで表示されている。せっかちすぎるが、Buy and Shipはたいてい着荷のその日か翌日には受け取り済みになるのでその基準で動いてみる。

8月28日(金) 応答がないのでWhatsAppで再度問い合わせ

 やはりせっかちすぎる気がするが、こういうのは問い合わせてなんぼなので。WhatsAppでの問い合わせは優先対応されると書いてあったので、わざわざダウンロードしてアカウントを作り、問い合わせた。
 すると20分ほどで、「確認する。登録には1-2日かかる場合がある。」と返事。文面が非常にAIだ。が、問い合わせ本文に記載していないこちらの情報も把握できているようなので、ひとまず様子をみてみる。

9月4日(金) まだ受け取り登録されない

 1週間待ってみたが、まだ荷物が登録されない。WhatsAppで問い合わせた件についても、具体的に対応された形跡はない。いくらなんでも遅すぎると思いながらマイページを色々探っているときに、Shipmentのページ(タイ倉庫から日本への荷物をまとめたり、配送依頼を作成するページ)で、登録した荷物が「Ready to Ship(配送準備完了)」のステータスになっていることに気がついた。配送が作成できる状態にもなっている。一方、Packages(荷物)のページでは、まだPending(保留中)のままである。
 もしかしてPackagesページのステータスはうまく更新されないのかも、と勘繰り、配送の作成を試してみることにした。申告済みの情報で登録ができ、支払いもできた。受け取りされていないので重量等の計算が変わると厄介かも、とこの時思ったが、もうここまで来るとダメ元精神が強く、できることは試してみようという気持ちになっていた。支払い方法はPayPalが使えた。
 国際配送事業者は、速達手配(事業者不明)と、DHL、Aramex、ThailandPost(航空便)の中から選択できたので、DHLを指定。2番目高い事業者だったが、この際は到着する確率を優先した。過去にDHL配送で酷い目にあっているので二度と使うまいと思っていたが、この選択肢では仕方がない。保険はかけなかった。配送料金は3kg未満の荷物に対して日本円で1万円を軽く超えたので、高すぎる。Buy and Shipよりも遥かに高いので、今後積極的に利用することはないだろう。Buy and Shipが新しいタイ倉庫をオープンしてくれることを祈るばかりだ。
 配送の作成、支払いを済ませてしまってから、わざとらしく「Ready to Shipになっていたから配送を作成して支払いを済ませてしまったけれど、その後で荷物がまだ受け取り済になっていないことに気づいたよ。確認して!」とWhatsAppで問い合わせた。
 すると2分後にかなりの長文で、「困惑させて済まない。倉庫チームに確認する。優先して対応している(カスタマーサポートの定型文)。」という返事が返ってきた。応答時間もされど、非常にAI臭い文面である。

9月7日(月) 荷物受け取りのメール

 タイと日本は2時間しか時差がないはずだけれど、深夜に突然、荷物を受け取った旨のメールが届いた。パッケージの画像付きである。画像は、商品の販売元が送ってくれた荷姿とラベルと一致していたので、行方不明になっていなかったんだと一安心。それにしても、商品の販売元、わざわざ荷姿を送ってくれて、ファインプレーである。
BuyInThaiの方は、対応についてWhatsAppで連絡はなかった。問い合わせに対してはAIが機械的に返信しているだけで、具体的な対応はされていないような気がする。
 数十分後、さらに、荷物の発送が完了した旨のメールも届いた。メールに記載されている追跡番号は、どこで検索してもまだヒットしない。この時はまだ登録されていないのだろうと推測できるが、気になったのは番号の形式がタイランドポストのものだ…。DHLの手に渡るまでの番号なのかな? DHLの料金を払ったのだから、せめて国際配送部分はDHLで送られることを祈るが、ここまで来るとこの矛盾を問い合わせで解消するのもなかなかしんどいしやる気もしない。メールやマイページ上の表示では、配送に要する期間は7-14daysとなっている。

9月9日(水) 依然追跡番号がヒットしない

 丸2日経っても追跡番号がヒットしないので、WhatsAppにて、どの配送事業者の追跡番号なのかを問い合わせ。返事がない...。

9月10日(木) 依然追跡番号がヒットしない

 追跡番号が無効なようなので、正しい番号を教えてもらうようWhatsAppで問い合わせ。既読にはなるが返事がない...。

9月14日(月) WhatsAppで返信あり

 「待っててくれてありがとう、マイページの情報を更新したのでこれで追跡できるよ! 」という返信がくる。しかし、更新されていない。相変わらず架空のタイランドポストの番号が表示されている。
 続けて、更新されていないことと、正しい追跡番号を教えてもらうよう要求。

9月22 日(火) 突如として追跡番号が更新される

 マイページを覗いてみたらDHLの追跡番号に更新されていた。9月21日のステータスが、「集荷前の荷物情報が、荷送人様によりシステムに登録されました」になっていた。この後発送か...。ちなみに、WhatsAppで連絡はない。
 それから数時間後、BuyInThaiから「支払いを受け付けました」という旨のメールが届く。謎のタイミング。

9月24日(木) 突然の着荷

 突然荷物が届いた。結果としてあらゆる追跡は機能していなかったので、着荷は全く予想できず。相変わらずBuyInThaiのマイページは更新されていないし、DHLの追跡もステータスに変化はなく、機能していない。

結果

 結果的に、「DHL」を選んだ場合の配送方法は、ThailandPostのEMS(国際部分はDHL配送)であった。ThailandPostはもっと配送料金の安い選択肢だったはず。EMSは別なのか...?今更突き詰めるのも心底面倒なので、届いたからヨシということにする。
 これまでの経験に違わず、DHLの配送は荷物のダメージが大きい。今回も外箱の痛みは激しいし、中身も、緩衝材が巻いてあるにもかからわず塗装が剥がれたり金属同士が激しく当たりえぐれている部分があるような状態だった。
 また、サービスの説明では、「もとの梱包をさらに大きな箱に梱包する」という旨の説明がある(もとの梱包を解いて中身だけを(まとめて)送る選択肢もある)が、実際には元の梱包にそのままラベルを上から貼った状態で届いた。元の梱包は一度開封されており、再度封されたテープが税関のものではなかったので、BuyInThaiで一度開封していると思われる。通関の手続きのためかもしれないが、他サービスでは税関で開封されることはあるものの、転送業者で開封される経験はない。

サービスを使ってみた感想

 海外のサービスを使うのに、いつも以上にせっかちになってしまった点は反省。初めて使うサービスで不安が多かったこともあるかもしれない。
 荷物は問題なく届くが、処理が非常に遅い(Buy and Ship比)いこと、現場の処理状況とWebページやメール通知がしっかり連動していないことがエクスペリエンスを大きく下げている原因であると思う。処理が遅くても、現状が正しく共有されていれば、そこまでストレスに感じることはないと思う。また、サポート体制が整っていないことも問題だ。Webからの問い合わせには応答がないし、優先対応すると記載のあるWhatsAppでの問い合わせも、(おそらく)AIが即座に一次回答をしているだけで、実際の対応はかなり遅いか、まともにされない状態であった。
 さらに言うなれば、この体たらくにもかかわらず、競合他サービスよりも送料が高いことも非常に気になった。
 冒頭にも述べたように、どうしても必要にならなければ、今後このサービスは使うことはないように思う。

 このレビューは2026年9月24日現在のもので、今後サービス体制は変化していくと思われる。

【GRAND SMARTを建てる】 No.26 「テレビ配線をDIY」 #一条工務店 #グランスマート

 ネットワークまわりの配線が片付いたので、次はテレビ配線を敷設した。
 テレビ配線も少しばかりこだわりがあって、地上波、BS、FMの3本を屋外に配線できるようにしてある。一部図面の見落としがあって、外に出る配管が配管引きになっていなかったのは誤算だったが、同軸ケーブルを使ったテレビがいつまで使われるかも怪しいので、まぁよしとした。同じ理由で、宅内配線も配管引きにはしていない。テレビの集合部から各部屋への配線は、施工段階でやってもらったので、自分でやるのはブースターとアンテナの設置のみだ。

 まずはブースターを設置。よくあるアンテナ直下のタイプではなく、宅内ブースターにした。FMラジオの周波数帯も混波したかったので、少し値が張ったが、対応したものを設置した。設置場所は、標準で付属する情報分電盤の中。前の記事のとおり、ネットワーク系の機材は小型ラックを用意して別の場所に配線したので、この標準の情報分電盤ががら空きだった。大型のブースターだが、難なく取り付けできた。

 続いてアンテナの設置。宅内配線は済んでいるので、まずはBS/CSアンテナの設置。指向方向の都合で、地上波のアンテナとBSのアンテナは全く違う場所になった。

 BS/CSは衛星の方向が見えていればいいので、高いところに上げる必要もなく、壁面設置とした。少しでも降雨減衰に耐えられるよう、一般的な45cmタイプではなく50cmタイプのアンテナを採用した。

 続いて地上波のアンテナ。残念ながら自分の放送対象地域の送信所に見通しがないので、隣の放送対象地域の親局を狙う。そちらは距離はあれど見通しなので、利得が10dB程度の平面アンテナでも十分受信可能だった。嬉しい誤算で、自分の放送対象地域の放送も問題なく受信できた。
 私の場合躊躇なく壁にアンカーを打ったが、皆様は真似されないほうがいいと思う。さわるなと言われても、アンカー打たないと何もつけられないから...。
 こうして、引っ越しから1ヶ月を経過したころ、ようやくテレビがみられるようになった。一条工務店の場合、アンテナ設置は業者の紹介のみで、施工の範囲内でやってくれないので、それならば自分でやろうと思った次第。無線通信の施工経験がなければ素直に業者に依頼するのがおすすめ。

 ついでに、市町村防災行政無線の戸別受信機用のアンテナも設置しておいた。基本的にはアンテナが不要になるように設計されているはずだが、自宅が自治体の端の方であることと、防災行政無線という性質上、天候が悪いときでも確実に受信できるようにしておきたい。

 防災行政無線専用の周波数帯指定アンテナ。こちらもあらかじめ配線できるように入線口を設けておいたので、きれいに取り付いた。

 宅内はこんな感じ。私の自治体は希望者全員に戸別受信機が貸与されるので、以前から使っている。こちらもあらかじめコンセントとアンテナ引き込み用の口を用意しておいた。放送系ではないので50Ωだが、まぁこのくらいの損失は許容できる。家族にはダサいと顰蹙ものだったが、防災行政無線は大事。

 そういうわけで、各種無線関係のアンテナを設置した。

※当ブログに記載の内容は、当方固有の条件・契約時期等での内容であり、契約ごとに異なる場合があります。当ブログに記載の内容を根拠に商談を行うことはご遠慮ください。

【GRAND SMARTを建てる】 No.25 「WIFI+LAN配線をDIY」 #一条工務店 #グランスマート

 引っ越しも終わり、いよいよ本格的に新居で生活を始める。引っ越しによって冷蔵庫や洗濯機といった必須の家電は使える状態になったが、インターネット固定回線は開通こそしているものの、使える状態にない。このままではセルラー回線の通信量を食いつぶしてしまうので、インターネット固定回線の実用上の開通は急務だ。

 一般的には、電気通信事業者が引き込んでくれた光ケーブル(ONU)に、市販のルーターを繋げば無線LAN(WiFi)が使えるようになるが、我が家の場合は次の3つの理由で配線にこだわったので、いくつか自分で工事が必要だ。
 1つ目は、IoTデバイスが増えたこの頃、無線LAN接続のクライアント数が多くなるので、高速通信をしたいPCやVOD視聴するテレビはできる限り有線接続したかったこと。
 2つ目は、将来的なことを見込んで家庭内LANを10Gbps通信対応にしておきたかったこと。この2つを実現するためには、拠点から各部屋にCat6AのLANケーブルを敷設しておく必要がある。一条工務店のオプションにもCat6Aを敷設するオプションがあるが、ものすごく割高であることと、使用するLANケーブルはテレビ用の同軸ケーブルとセットになった線を、配管なしの直接配線となる(将来的に引き替えることができない)。技術革新がめまぐるしいこの分野で、埋め殺しの配線は将来的に不満が出るだろう。そこで我が家の場合は、配線なしの配管のみを各部屋に通してもらうことにしてあった。つまり、その配管に自分でLANケーブルを敷設する必要がある。
 3つ目は、グランスマートの全館床暖房には、床全面に金属製のシートが施工され、1階と2階で電波のとおりが著しく悪いことが想定されたため、1階と2階それぞれにアクセスポイントを設置することにしたため。

 こうして部屋間+APのLANケーブルの配線数は10本になり、これを全て一条のオプションでやると大変な金額になる。LANケーブルの敷設は経験があったので自分でやることにした。
 そうはいっても、とりあえず無線LANを使えるようにしておかないと不便なので、旧居で使っていたAPを仮接続しておいた。仮設APは床暖房の金属シートの影響を受けにくそうな1階の階段下物置に設置したが、やはり2階は著しく電波のとおりが悪く、一番離れた部屋では接続ができないこともあった。反射などの影響を受けているのか、1階でも不安定だった。

 工事を始めるに当たり、テレビとインターネットどっちが優先かといえば、このご時世ではインターネットだろう。そこでまずはLAN配線工事を開始した。

こちらが引き渡し+電気通信事業者の回線引き込み工事が終わった状態。

 光回線と、メタルの固定電話が引き込まれている。ちなみに、光ケーブルの埋め込みSCコンセントは、こちらから支給して施工してもらった。光ケーブルを直結されると後で引き回しを変更できなくて困るからだ。
 12口のコンセントプレートは、各部屋+アクセスポイント設置場所への配管経路だ。ここにLANケーブルを敷設し、コネクタを取り付ける。


LANケーブル敷設中の様子。天井にPoEで動作可能なAPを取り付ける。


各部屋への配線と、コネクタの設置。コネクタは、PanasonicのぐっとすシリーズのCat6A対応版。


各部屋への配線を終えた。Cat6A(WARPテープタイプ)は配線外形が太いだけでなく硬いので、22mmの管でも通すのがとても大変だった。



1階と2階にそれぞれ無線LANのアクセスポイントを設置した。使用したAPはヤマハのWLX323。6GHz帯に対応したAPだが、コストが掛かりすぎて、一般のお宅にはおすすめはできない。半分趣味なので、問題ない。


LANケーブルを量産して、


拠点(階段下物置)に設置した機器類に配線。


概ね思い描いたとおりに仕上がった。階段下物置の使い方が間違っている気がするが、まあよし。
とりあえずの設定をして、無事無線LANが開通した。
APが1階と2階で独立したことと、APにローミングを促す機能がついているので、とても快適に使えている。


実は、ここまでやっておいて言うのもなんだが、我が家のエリアはまだ10Gbpsネットワークが来ていない。
ONUから先は10Gbpsに対応できたので、あとはサービスが始まるのを待つばかりだ。

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【GRAND SMARTを建てる】 No.24 「引っ越しと退去」 #一条工務店 #グランスマート

 1月末についに新居が引き渡しになった。新居はあたたかいし、快適度が旧居とは段違いで、新居で作業してから旧居に戻ると虚しさを感じるほどだった。引っ越しはすでに段取りしてある。
 引っ越しの日取りを決めるに当たって最初に気にしたのが、旧居であるアパートの家賃応当日だ。契約は19日付けだったので、家賃の応当日も19日かなと想像して、2月中旬ごろまでに旧居を退去すればいいのね、とやんわり考えていたのだが、念の為管理会社に確認したところ、家賃の応当日は毎月1日とのこと(当然契約時に説明を受けているはずだが、忘れてしまっていて、契約書にも記載はなかった。)。前月末までに退去すれば次の月の家賃は発生しないとのこと。
 新居の引き渡しは23日付けだったので、月末に退去するとなると1週間しかない。次の月にはローンの支払いも始まるので、無駄な支払いは避けたい。そういう事情があり、引越し業者の空き状況的に、引き渡しの3日後に引っ越しがセットされた。
 引越し業者は、あまり検討する余地もなく、一条工務店から紹介のあった業者にした。この業者の場合、引越し料金は荷物量や人工ではなく、使用するトラックの大きさと日取りによる。前の記事のとおり、我が家の場合は引っ越し先が車で数分の近さということ、農家なので軽トラックもあるので、一人で運び出せない大型家具だけ運搬してもらうことにした。使用するトラックが2トン車に決まったので、残りのスペースに積めそうなものを追加で依頼した。また、追加料金なしでこちらが用意した車への積み込みもやってくれるとのことなので、廃棄する家具で大型のものをお願いした。IKEAの家具は噂どおり最初から断られた。再組み立てでトラブルが多すぎるためのようで、分解等なくそのまま運び出すだけならやりますとのことだった。また、引っ越し量に応じた数の段ボール箱が支給される。支給された段ボールは料金内で運搬してくれる。

 引き渡しの数日前になってようやく、段ボールへの詰め込みを始めた。


 気になる段ボールに入れてご満悦

 引き渡しを終えてからは、仕事から帰ったあとに、自分で運ばないといけないものや自分で運びたいものを軽トラックで夜な夜な運搬した。これも地味に大変だった。引っ越し当日までにとりあえず支給された段ボールはいっぱいにして、冷蔵庫を空っぽにした。服や自分で運ぶつもりだったものはひとまずそのまま残した。
 引っ越し当日。とりあえず運んでもらうものを指示して、運搬してもらった。ものすごい手際のよさであっという間にすべての壁を養生し、1時間もしないくらいで指定の家具を全て運び出してしまった。さすがプロ...。
 これまで暮らしていた生活感の染み付いた部屋だったが、大型家電がなくなると、一気に生活感もなくなる。しかし思い出に浸っている時間などなく、引越し業者がトラックの荷台を固定している間に新居へ移動し、受け入れの準備をする。
 新居側でも驚きの早さで養生を済ませ、あっという間に荷物が運び込まれた。梱包や荷解きは自分でする契約だったので、引越し業者はあっという間に去っていった。

 生活家電やベッドを移動させたので、今日からはこの家で暮らすことになる。なんと快適なことか...。
 しかし、やはり悦に浸っている時間はなく、大慌てで旧居から残りの荷物を運び出さなければならない。引っ越したのは日曜日で、月・火の2日間は仕事の休みをとったのだが、退去期限がその週の金曜日なので、残りの2日間で絶対に退去できる状態までもっていく必要がある。新居での開梱やとりあえずの生活準備は妻に任せ(と言っても子どもがいるので何もできないが)、旧居の片付けは一人で行う。とりあえず残りの荷物を運び出し始めた。それにしても、ほとんど大型家電だけを引越し業者にまかせたので、膨大な荷物が残っている。おまけに、軽トラックには廃棄する予定の大型家具を積んでしまったので、この車はこれらの家具を廃棄するまで使えない。
 家族の車を借りて何度も往復をして、月曜日の夜までにほとんどの荷物は運び出せた。それでもまだカーテンを外したり、掃除をしたり、残作業がたくさんある。月曜日の夜は騒音を出さない片づけを夜な夜なやった。カーテンを外したので外から丸見えで、落ち着かない。

 火曜日、まずは軽トラック2杯分の家具を、自治体の許可を取って粗大廃棄センターに持ち込んだ。巨大なコンベアに投げ込むだけで廃棄が完了する。この一連の引越し作業の疲れも投げ込んでいるようで、結構スカッとした。
 

 午後になってようやく掃除が終わった。ギリギリなんとか間に合った。
 
 
 この状態を見たのも、入居以来。早く新居で暮らしたいという気持ちは強くとも、この瞬間はやっぱりしんみりする。全力疾走した3日間。この状態を見て気が抜け、しばし放心状態に。しかし新居は運び込んだ荷物でぐちゃぐちゃである。今度は向こうの片付けが始まる。
 大慌てで退去を進めていたので、はがせるテープで貼っていたリモコンホルダー等を外すのに失敗して壁紙が破れたりしたが、敷金は償却するという契約だったので特に問題はない。後日連絡があり、「きれいに使っていただいたようですね」といっていただけたのはちょっとうれしかった。それなら敷金返してほしいけど。

 そして退去期限日の前日、指定された封筒で旧居の鍵を発送して、退去が完了。これでいよいよ新居に腰を据えることができる。
 実は、退去期限がある引っ越しはこれが人生初だった。経験もなく要領もあまりよくわかっていなかったので、そういう心理的な負荷もあり、かなりこたえた。転勤族の人々は本当にすごいと思った。

 これを書いている今現在もまだパンダマークの段ボール箱が数箱残っている。早く処理しないといけないが、なかなか進まない。

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【GRAND SMARTを建てる】 No.23 「引き渡し」 #一条工務店 #グランスマート

 随分間が空いてしまったが、ついに迎えた1月末の引き渡しの日のこと。
 予定では10時から引き渡しだったが、直前に担当営業さんの都合で1時間前倒しになった。また、引き渡しの日の午後には、固定電話と光回線の引き込み工事をセットしてあった。

 これまでの住まいと新居がとても近いので、引っ越しまでの生活で使わないものたちをしこたま車に積み込んで、新居へ向かった。すでに担当営業さんと監督が到着していて、最後の掃除をしてくれていた。


 到着してまずは新居の中へ。あたたかい。数日前から床暖房を入れておいてくれたので、家はしっかりあったまった状態だった。興奮もあってか、暑すぎたので服を1枚脱いだほど。担当営業さんと監督は額に汗が浮かんでいたので、上着を脱いでもらった。


 階段に設けたJF5961の大きな窓も、狙いどおりしっかりと明かり採りとして機能していて、いい感じ。


 次に、施主検査で指摘したところが補修されているか確認した。一条工務店の部材手配ミスもあったので、2個所ほど部材が届いておらず引き渡し後の補修となった。清掃もされており、特に追加の指摘事項はなかった。
 設備の使い方はざっくりと説明があり、主には取扱説明書を読んでくれとのこと。また、ロスガードのメンテナンス等は2ヶ月目訪問のときに一緒に実施することになった。そしていよいよコンスキー(工事用キー)無効化の儀式。

 メインキーを差し込むと、コンスキーが使えなくなったことを確認した。

 あとは少し雑談をして、担当営業さんは次の予定があるとのことで解散。一条の人が帰ると、静かになって色々考えがめぐりだした。本当にここに住んでいいんだ。

 そんなことを考えているまもなく、電話・光回線工事の連絡があった。お昼ごはんをゆっくり食べている時間もなく、近所のコンビニへ昼食を買いに走り、床に座って食べた。
 食事後は、電話・光回線工事の打ち合わせと、床をぞうきんがけ。これで子どもを解き放てる。
 続いて車にしこたま積んできた荷物を運び込み、とりあえずじゃまにならないところにまとめる。
 予定よりも長引いたものの、電話・光回線工事も無事におわり、インターネットが開通した。アクセスポイント等を設置できていないので、使えるのは当分先になりそうだ。

 そうこうしているうちに、もう日が暮れていた。翌日は仕事を休みにしようと思っていたが、どうしても休めなかったので、大急ぎで旧居に戻り、この日はここまで。緊張と力仕事で、クタクタだった。

 いよいよ、引き渡しが終わった。あたらしい我が家だ。喜びもひとしお、実はここからがこんなに大変だとは思っていなかった。

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【GRAND SMARTを建てる】 No.22 「設備工事と施主検査」 #一条工務店 #グランスマート

 年末に大工工事が完了してから、約2週間をかけて設備工事が行われた。クロス貼り、コンセントや照明器具の取り付け、各種設備の取り付け、幹線引き込み、水道工事等が行われた。正月連休をまたいだこともあってか、進捗はあまり芳しくなかった。各種業者さんも現場を掛け持ちしているようで、作業が夕方から始まり深夜日付をまたぐ頃まで行われていたことも度々あった。
 当初の予定では、施主検査の前日までに社内検査と建築確認の完了検査が完了しているはずだったが、結局施主検査の日にも現場が100%完了しておらず、建築確認の完了検査は翌週に延期された。
 最近になって、一条工務店的には「施主検査」はないものというニュアンスを匂わせるようになってきた。打ち合わせ初期の段階では、営業さんから「施主検査」という言葉が出てきたが、最近は「立会検査」だとかそういう言い回しであり、施主検査とは絶対に言わなくなってきた。しかし本記事では厄介なので「施主検査」と呼ぶことにする。
 一条工務店の場合、住み始めてから不具合に気づいても、2ヶ月目訪問の時に申告すれば基本的には初期不良対応をしてくれるようだ。つまり何も施主検査で血眼になって不具合箇所を探さなくてもいい。これはわかっていたが、せっかくなら引き渡しまでに不具合箇所はひととおり洗い出しておきたいという思いもあって、実施を強く希望した。本音を言えば、現場に緊張感を持たせたかったというのが一番大きな理由だ。

施主検査

 施主検査当日、色々持っていったが、現場で使ったものは次のとおり。
 ・電気図面
 ・メジャー
 ・水平器
 ・ボール(床の傾斜をざっくり確認するため)
 ・検電器
 ・懐中電灯
 ・スマホ(一条アプリ(仕様書・図面等の確認)、カメラ)
 ・マスキングテープ

 検査当日の朝、担当営業と現場監督立ち会いのもと、検査を行った。床暖房とエアコンをつけておいてくれたので、家の中が信じられないくらいあたたかい。上着を脱いでいても、普段の冬の格好で汗がでてくるので、エアコンを切ったがそれでもまだ暑いくらいだった。噂どおり断熱性能には目を見張るものがある。
 検査当日の朝には、一条工務店の社内検査と、そこで指摘があった事項の補修がすでに終わった状態だった。それもあってか、結果から言えば大きな指摘事項はなかった。ほとんどは清掃不良による汚れだったが、施主検査で指摘した主な事項は次のとおり。

・コンセントの極性間違い

 グレイスキッチン、グレイスカップボードに備わっているコンセントの極性(L/N)が間違っていた。現場施工のコンセントには一つも間違いがなかったので、おそらくこれは一条工務店の設備側の問題か、現場でプロが間違えるような線色が使われているものと想像する。担当営業・監督ともに、「施主検査で検電器が登場したのは初めて。」とのこと。「極性が違う」の意味も当初は理解されなかったので、説明した。


 なにか実用上の問題があるかと言われればそれまでなのだが、アウトレットの部品もしっかりと極性があるものが使用されている以上そのルールに反しているのは万が一にも問題が起きる可能性もあり、一部はE付きコンセントも逆だったので、修正を依頼した。
 ちなみに、2枚目の写真のとおり、キッチンカウンターのコーキングがまだ未処理(監督把握済み)だった。

 2025/1/19 追記
 後日、たまたま現場を通りかかったときに補修作業をされていたので、差し入れがてら少しお話をした。
 こちらは一条工務店のカウンタートップのコンセントは、現場配線ではなく製品として搬入され、現場で作成したコンセントにプラグを差し込んでいるだけであるため、コンセントを逆向きに差し込めば正しくなる。ただし、キッチンの奥の方に設けられた2口コンセントに2つL曲がりプラグが刺さっているため、片方は必ず逆になるとのこと... なんだそれ...

・ダウンライトの照明色間違い

 我が家では、ダウンライト含め照明はすべて電球色で統一した。家は落ち着く場所だからだ。1箇所だけ例外で、ウオークインクローゼットのみ服の色を見ることがあるので昼白色とした。ウオークインクローゼットにはダウンライトを3灯並べて設置したのだが、電球色ー昼白色ー電球色と言った具合で混在。そのかわりに、トイレと脱衣室のダウンライトの一部に昼白色がまぎれこんでいた。一条工務店側は誰も気づかず。部材は仕様書どおりに搬入されたようだが、施工位置を間違えた模様。

・勝手にスイッチ(天井センサ)の配線間違い

 玄関ホールと土間収納に親センサが天井取付タイプとなる勝手にスイッチを設置した。この2個所の操作器を常時点灯モードにすると消灯する状態になっており、結線ミス。

 スイッチ類は基本的にPanasonicのADVANCEシリーズで統一したが、勝手にスイッチの操作器のみSO-STYLEにしてみた。

 2025/1/19 追記
 こちらは一条工務店の配線指示ミスで、勝手にスイッチ用に3Cのケーブルが用意されていないといけないところ、2Cのケーブルが配線されていたため。天井に作業用の穴を開口して修正...

・モジュラージャックの施工漏れ

 階段下物置から玄関のシューズボックスカウンター上に設置したコンセントへ電話線の渡り配線があるのだが、シューズボックスカウンター側のみモジュラージャックが取り付けられておらず、施工漏れ。

 2025/1/19 追記
 こちらは一条工務店の資材発注漏れだった。

・エアコン無線LANアダプタの施工漏れ

 無線LAN接続機能が標準搭載されていないエアコンのうち、1台のみオプションの無線LANアダプタを採用してあったが、設置されておらず施工漏れ。

・引っ掛けシーリングの部材間違い

 階段ホール天井に引掛けシーリングローゼットのみ施工することとしており、角形ローゼットを指定していたが、丸型が取り付いていた。これは使用用途からして丸型でも支障がないことがわかったので、現場でこのままでよしとした。

・階段ホール見切り材の破損

 階段ホールの見切り材に何かをぶつけたようで、破損していた。

・土間のコーキング処理漏れ

 土間部分にはグレイス・タイルを施工したが、立ち上がり部分のコーキング処理漏れが複数箇所あった。


 その他、建具や設備に何箇所か大きなキズ、クロスのコーキング処理の甘いところ、傷補修跡の不完全やパラペットの清掃忘れがあったので指摘。以上のとおり、致命的な指摘事項はなかった。全体的には丁寧に施工されていた雰囲気。これまで心配が募っていたので、少し安心した。

未施工だったもの

 天井設置の無線LANアクセスポイント用LAN配線のコンセントプレート、エコキュート(設置済みだが通電未試験で動作確認できず)、将来用エアコンスリーブ、キッチンカウンター上のコーキング、情報分電盤、有線LAN集合部のコンセントプレートあたりが未施工のままとなっていた。

その他依頼事項

 施工ミスではないものの、次の事項を修正してほしいところとしてお願いベースで依頼した。

・リモコンの配置

 リモコンの配置については、事前に電気屋さんから相談されていた。イメージが付きづらかったので、経験豊富な電気屋さんのオススメで上下天揃え、左右芯揃えで依頼した。しかし、風呂リモコンのみ天揃えにも芯揃えにもなっていないほか、インターホンは芯揃えでは明らかに見栄えが悪い状況で、修正できれば左揃えになおしてもらうよう依頼した。しかしこれらは壁にボックスが固定されているため、できない気がする...。
 
 何も揃っていなくて明らかに見栄えが悪い。やってしまった...。

 2025/1/19 追記
 インターホンはちょうどインターホンブラケットの右側に間柱があるため調整が難しいとのこと。事前に設計がもう少し詳細に考えてくれたらよかった、と電気屋さんは言っていたが、まぁ、限界はある気がする。こうならないためにリモコンニッチが開発されたのかも...とのこと。風呂リモコンは調整してもらえることになった。

・浴室ダウンライトの色変更

 浴室はグレイス・バスを採用したが、照明は白色のLEDダウンライトとなっており選択肢がない。しかし実際に浴室を見てみて、やはり他がすべて電球色なのにここだけ白色、しかもお風呂で落ち着く場所なのに白色なのでどうしても嫌だ...。追加料金を払ってでもいいので電球色に変更できないか相談した。

番外編: スイッチ配置のヒヤリハット

 照明・コンセントの配置には十分注意していたつもりだったが、それでも1箇所、やってしまった(かと思われた)箇所があった。
 
 それは脱衣室にある浴室の照明・換気扇スイッチ。我が家は乾太くんを設置することとし、乾太くんの置き場所は永大産業の専用台を設置した。浴室ドアの真横に設置したため、乾太くんとかぶってしまった。幸いにも、リニューアルされた乾太くん9kg用の永大産業の設置台が少し大きくなっていたので余裕があり、写真のとおり操作に大きな支障はない状態となった。かといって、これらのスイッチを右手側に設置すると、浴室ドアは右開きなので操作感が悪い。結果オーライであるが、危うく致命的なミスになるところだった。


 以上が、施主検査プラスアルファの模様。少なくとも不良点はすべてが修正可能な内容となっていて、ほっとした。一度クリーニングに入っていただいたようだが、全体的に甘くその後に追加工事も行っていることから気になっていたが、再度実施するとのことで安心した。
 いよいよ来週が引き渡し。いよいよこの寒いアパートからおさらばして、この温かい家に住めると思うとワクワクする。


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【GRAND SMARTを建てる】 No.21 「大工工事の完了と謎の施工連絡票」 #一条工務店 #グランスマート

 ついに我が家も大工工事完了を迎えた。前回の記事に続いて愚痴っぽくなってしまって気が引けるが、大工工事完了までのあれこれ。
 結局、大工工事が終わるまでに建物の中に案内されることはなかった。非常に残念である。上棟の日、監督からは"段階ごとに中を案内できるがどうか"という提案をいただき、"要所要所で見学したいので案内してほしい"と伝えていたにもかかわらず、結局1回も案内されることはなかった。自分から提案したのだから、せめて日程調整する気概くらいは見せてほしかった。それでも外から窓を覗くことはできたので、ボードが張られ、床暖房パネルが敷設され、床が仕上がり、養生されていくのをただ窓から眺めていただけだった。
 床の養生が終わってしばらくした頃、アプリの工事進捗アルバムに大工工事完了の知らせがアップロードされた。この頃には現場施工分のタイルも貼られ、軒天や雨樋も仕上がっており、外観はほぼ完成していた。一部、外部コンセントの防水カバー等が施工されていない部分もあったが、いよいよ我が家の外観が顕になった。

 足場が外れ、外構の状況も把握しやすくなったので、外構業者との打ち合わせをセットした。一部、一条の施工のあとしまつを外構業者にお願いすることになっていたので、一条の担当営業も交えて3者での打ち合わせとなった。事前に要望のすり合わせを何往復かやっていたので、最終確認程度で終わった。外構の打ち合わせ後、担当営業さんの気遣いで、クロス施工にかかった宅内を案内してもらえることになった。
 入ってすぐに、おかしなところを見つけてしまう。エアコンコンセントの位置が間違っている。また、天井に設けたLAN配線用のコンセントプレートの穴が開けられていない。
 エアコンコンセントは、一般的な、エアコンの下側の位置にした。エアコン上部に横向きに設けるのが流行りとのことだったが、ホコリのたまりやすい場所でかつ目の届きにくい場所は、トラッキング等による火災リスクがある。目の届くところに設置しておくべきという考えから、この流行りの案は採用しなかった。設計担当さんもそのほうがよいとの認識だったはずだ。ただし、200Vのコンセントはケーブルが右へ出る形になるので、コンセントはすべてエアコン下側、向かって右側で、という指示をした。
 ところが現場を見てみると、一度エアコンの下側の位置に開けたコンセント用の穴を塞いで、エアコン上部の位置に施工しなおしてある。これはどういうことかと担当営業さんに確認したところ、監督に確認を取ってくれ、回答は「そのように施工連絡票が出ている」とのこと。しかも監督はその(ないはずの)施工連絡票に当初気づいておらず、穴あけが行われてから電気屋さんにやり直しの指示をしたようだ...。
 一条の電気図面は、何故かエアコンコンセントのみ高さ指示が記載されない。そこで、エアコンコンセントの標準外の細かい位置指定がある場合、施工連絡票という内部文書が出るとのこと。エアコンに対しての左右の位置は図面に落ちるので、我が家ではエアコンコンセントの施工連絡票はないはずだ。担当営業さんも、エアコンコンセントの位置に関する上記のやりとりをうっすら記憶していたが、施工連絡票を出したであろう設計担当さんは"位置指定の話をした覚えがある"とのこと。確かに話はしたが、そのような指定はしていない。ほぼほぼ「言った・言わない」の話になってきた。
 結局のところ、一条側としても確実に私からその指示があったことが打ち合わせ記録にない(あるはずない)ため、当初の打ち合わせどおりの位置に再度戻してもらうことができた。クロス工事もはじまったばかりだったので、ギリギリ、対応してもらえた。壁に余計な穴が空いたのは残念だが、しっかり塞いでクロスを貼ってしまえばわからないので、まぁよしとした。
 天井のLANコンセントプレートの穴は、なんとかクロス施工直前に空ける対応がなされたようだ。一安心。

 そのほか、屋外の現場貼りのタイルがかなり見栄えが悪くズレている部分があったので指摘したところ、担当営業からしてもちょっと...というレベルだったようで、検査前に足場を組んでやり直してもらえることになった。てっきり高所作業車でやるのかと思っていたら、足場を組むという大掛かりな話になった。引き渡し後だと外構工事との調整もあり面倒なことになっていたと思われるので、この段階で指摘し、対応してもらえてよかったと思う。タイルで言えば、接着剤の汚れがあちらこちらに見られる。担当営業さんに確認したところ、引き渡しまでに外壁の清掃はされないとのことだった。とはいえさすがに看過できないレベルであちこちに汚れがあったので、清掃してもらうように要求した。歯切れが悪い回答だったので、結局うやむやにされて清掃されない気がする...。

 思ったとおり、大工工事に関しては現場監督の目がまったく届いていないし、監理もできていない。厄介施主になるかもしれないと思いつつも、念の為目を光らせておいてよかった。しかし内部の細かい部分までは立ち入ることができないので確認しようがない。不安しかないが、まもなく引き渡しを迎えるワクワク感で抑え込むことにする。

 この頃、引越しやインフラの解約の手続きを進めた。引越しは新居が現住所のすぐ近くだったので、できる限り自分でやることとして大物家電のみ運んでもらうことにした。依頼した業者は荷物の数ではなく必要なトラックのサイズで価格が決まるようだったので、一番小さい2トン車で収まる範囲のものだけ運んでもらうこととして、その他は自分で運ぶことにした。
 電気・ガス・インターネット回線の解約、今住んでいる賃貸の退去手続きも一気に行った。引き渡しから現住居の退去はもう少し余裕をもっておきたかったが、家賃の応当日が当初の契約日ではなく月初とのことだったので、1月末で退去とした。
 新居のインターネット・電話の契約も済ませた。新居はもともと農地であった場所なのでNTTに住所登録がないため、申込みから住所確認に約3週間ほどかかった。その後工事日の予約となる。早めに行動したおかげで、無事希望どおり引渡日の午後に工事してもらえる事になった。

 このような感じで、引渡しが迫ってきたのになんだかバタバタしている。年末年始をまたぐので余計そうなのかもしれない。電気屋さんやクロス屋さんも、連日遅くまで作業されているようだ。もう少し余裕を持って品質優先で作業してほしいけれど、これが一条と下請けの力関係なのだろう。
 年始にはほぼほぼ完成に近づき、中旬頃に検査となる。
 施主検査を実施することにしたので、その調整もなされた。当初打ち合わせ段階では、"施主検査は希望があればやります"という話だった。しかし最近になって、担当営業さんから「当社は施主検査はありません」とか、「施主検査というより、私と社内検査結果の確認になります」といった言い回しになってきた。ネット上の情報をみていても、そういう傾向にあるようだ。近々一条の家に関しては、施主検査(のような行為含め)が全くなくなるかもしれない。施主検査をしなくとも、2ヶ月後の訪問時に指摘すれば基本的には無償修繕対応するとのこと。しかし、素人の施主がみてわかるレベルのミスや損傷を引き渡し前に修繕してもらえるのなら、絶対そのほうがよい。ということで、途中でうやむやにされかけた施主検査は、こちらから日程調整を投げかけて実施してもらうことにした。

 はたして、引き渡し時にしっかりしたものが引き渡されるだろうか。若干の不安がありつつも、引渡しが近づいてくるとかなり楽しみだ。

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