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風車めぐり時々レビュー

【風車めぐり】 第41弾 : 田原臨海風力発電所

シリーズでお届けする【風車めぐり】は、全国の風力発電所を訪れた記録を紹介するシリーズ。
風力発電所の様子や感想などをお届けします。

第41弾は、愛知県田原市緑が浜にある、田原臨海風力発電所

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風力発電所データ】
名前  : 田原臨海風力発電所 (愛称: 田原かぜりん)
場所  : 愛知県田原市緑が浜
規模  : 22MW (2MW x 11)
風車数 : 11基
営業開始: 2005年3月
見学設備: あり
駐車場 : あり
接近  : 真下は不可
その他 : 案内看板、トイレ、海上見学設備、公園

【風車データ】
メーカー : Vestas (オランダ)
風車型式 : V80
単基出力 : 2MW
タワー高 : 67m
ローター径: 80m
受風方式 : アップウィンド
増速機  : あり


【アクセス】
道路状況 : 舗装路/未舗装路

地図の中心付近は、見学設備のある風車の位置を示しています。
衛星画像に切り替えたり、ズームアウトしたりするとわかりやすいです。

愛知県田原市の半島の付け根付近、トヨタ自動車の工場敷地内およびその周辺にかけて風車が立っています。
田原市エコパークには看板等の見学設備のある風車が立っています。

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愛知県田原市の半島の付け根付近、トヨタ自動車の工場敷地内及びその周辺にある風力発電所です。
田原市内では最大の風力発電所で、2MW基が11基の構成。
田原市エコパークに駐車場、トイレなどがあり、また、海上に張り出す形で設けられた展望台により、海の上から風力発電所を一望することができます。
港湾部にあるため、非常に風がつよく、波しぶきをかぶることもしばし。
先述した海上の展望台からは、トヨタ自動車の敷地内にある風車も一望でき、よい眺めでした。
また、私有地内のため接近することはできませんが、隣接する「田原4区風力発電所」の風車や、「たはらソーラー・ウインド発電所」のダウンウィンド型風車3基も一望することができ、見学スポットとしては充実しています。

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この風力発電所の風車は、VestasのV80が使用されていました。
出力は2MW。よく見かけるタイプの、少し古いアップウィンドの風車です。
前回紹介した渥美風力発電所と同様、ブレードの先端が赤く、ナセルにも赤い帯が入っているのが特徴的でした。
渥美風力発電所のV80よりもタワー高の低いものが採用されていました。

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アルバム: [田原臨海風力発電所]
20170603 田原臨海風力発電所


*見学設備とは、説明用看板などが設けてあるか、見学のために近づけるようになっているかなど、見学者を受け入れる用意があるか、見学者が訪れる前提で発電所が整備されているかどうかを指しています。

「注意事項」
・施設を訪れる場合の参考にしていただくのは構いませんが、実際に訪れておきた事故等の責任は一切負いません。各自判断のうえ自己責任でお願いします。
・立入禁止区域等には絶対に入らないようにしましょう。
・当ブログは風力発電の是非について問うものではありませんし、特定の意見もありません。そのような観点からのコメント等は受け付けておりません。

【風車めぐり】 第40弾 : 渥美風力発電所(渥美グリーンパワー)

シリーズでお届けする【風車めぐり】は、全国の風力発電所を訪れた記録を紹介するシリーズ。
風力発電所の様子や感想などをお届けします。

第40弾は、愛知県田原市小塩津町にある、渥美風力発電所(渥美グリーンパワー)。
(同名の風力発電所が2ヶ所存在するため、区別のために設置社名を併記しています。)

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風力発電所データ】
名前  : 渥美風力発電所
場所  : 愛知県田原市小塩津町
規模  : 8MW (2MW x 4)
風車数 : 4基
営業開始: 2007年1月
見学設備: なし
駐車場 : なし
接近  : 真下は不可
その他 :

【風車データ】
メーカー : Vestas (オランダ)
風車型式 : V80
単基出力 : 2MW
タワー高 : 78m
ローター径: 80m
受風方式 : アップウィンド
増速機  : あり


【アクセス】
道路状況 : 舗装路/未舗装路

地図の中心付近は、風車の位置を示しています。
衛星画像に切り替えたり、ズームアウトしたりするとわかりやすいです。

愛知県田原市の半島の突端側、内陸のエリア、小塩津池のまわりにある風車が渥美風力発電所(渥美グリーンパワー)です。
1本は堆肥センターのすぐ脇に建っており、風向きによっては臭いや虫の影響で見学は厳しいことがあります。
また、残りの3本はメガソーラーの工事現場付近と、採石場に隣接して立っているため、工事中や採石場が稼働中は近づくことはできません。

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愛知県田原市の半島の先端付近、内陸部にある、4基の風力発電所です。
大まかに3基と1基に分かれており、4基を一度にフレームに納めるには苦労しますが、
見る方角によってはなかなかいい配置で視界にとらえることができました。

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この風力発電所の風車は、VestasのV80が使用されていました。
出力は2MW。よく見かけるタイプの、少し古いアップウィンドの風車です。
全機のブレードの先端が赤く、ナセルにも赤い帯が入っているのが特徴的でした。
全機がブレードとナセル含め全体的に汚れていました。
どこもVestasの風車はよく汚れているような印象がありますが、汚れやすい塗装なのでしょうか。

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アルバム: [渥美風力発電所(渥美グリーンパワー)]
20170603 渥美風力発電所(渥美グリーンパワー)


*見学設備とは、説明用看板などが設けてあるか、見学のために近づけるようになっているかなど、見学者を受け入れる用意があるか、見学者が訪れる前提で発電所が整備されているかどうかを指しています。

「注意事項」
・施設を訪れる場合の参考にしていただくのは構いませんが、実際に訪れておきた事故等の責任は一切負いません。各自判断のうえ自己責任でお願いします。
・立入禁止区域等には絶対に入らないようにしましょう。
・当ブログは風力発電の是非について問うものではありませんし、特定の意見もありません。そのような観点からのコメント等は受け付けておりません。

【風車めぐり】 第39弾 : 伊良湖風力発電所

シリーズでお届けする【風車めぐり】は、全国の風力発電所を訪れた記録を紹介するシリーズ。
風力発電所の様子や感想などをお届けします。

第39弾は、愛知県田原市伊良湖町にある、伊良湖風力発電所

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風力発電所データ】
名前  : 伊良湖風力発電所
場所  : 愛知県田原市伊良湖
規模  : 0.99MW (0.99MW x 1)
風車数 : 1基
営業開始: 2005年6月
見学設備: なし
駐車場 : なし
接近  : 真下は不可
その他 :

【風車データ】
メーカー : 三菱重工 (日本)
風車型式 : MWT-1000A
単基出力 : 0.99MW
タワー高 : 68m
ローター径: 61.4m
受風方式 : アップウィンド
増速機  : あり


【アクセス】
道路状況 : 舗装路

地図の中心付近は、風車の位置を示しています。
衛星画像に切り替えたり、ズームアウトしたりするとわかりやすいです。

愛知県田原市の国道259号線を伊良湖港から北上してしばらくのところに、道路沿いに1本だけ立っているのが伊良湖風力発電所です。
サイト敷地内には入れないようになっています。

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愛知県田原市の国道259号線沿いに1本だけ立っている風力発電所です。
少し小さめの990kWの風車です。
国道沿いなので目にする方は多いと思います。
眺めはあまりいい場所ではないですが、古めの変わり種、でした。

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この風力発電所の風車は、三菱重工のMWT-1000Aが使用されていました。
出力は0.99MW。1MW以下の小さめの風車です。
ハブ、ナセルの形が変わっていて、ハブは真円ではなく、ナセルは後ろから見ると顔のように見えるのが特徴的でした。

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アルバム: [伊良湖風力発電所]
20170603 伊良湖風力発電所


*見学設備とは、説明用看板などが設けてあるか、見学のために近づけるようになっているかなど、見学者を受け入れる用意があるか、見学者が訪れる前提で発電所が整備されているかどうかを指しています。

「注意事項」
・施設を訪れる場合の参考にしていただくのは構いませんが、実際に訪れておきた事故等の責任は一切負いません。各自判断のうえ自己責任でお願いします。
・立入禁止区域等には絶対に入らないようにしましょう。
・当ブログは風力発電の是非について問うものではありませんし、特定の意見もありません。そのような観点からのコメント等は受け付けておりません。

【風車めぐり】 第38弾 : 渥美風力発電所(日本風力開発)

シリーズでお届けする【風車めぐり】は、全国の風力発電所を訪れた記録を紹介するシリーズ。
風力発電所の様子や感想などをお届けします。

第38弾は、愛知県田原市小中山町にある、渥美風力発電所(日本風力開発)。
(同名の風力発電所が2ヶ所存在するため、区別のために設置社名を併記しています。)

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風力発電所データ】
名前  : 渥美風力発電所
場所  : 愛知県田原市小中山町
規模  : 10.5MW (1.5MW x 7)
風車数 : 7基
営業開始: 2007年2月
見学設備: なし
駐車場 : なし
接近  : 真下は不可
その他 :

【風車データ】
メーカー : GE Wind Energy (アメリカ)
風車型式 : GE1.5S
単基出力 : 2MW
タワー高 : 64m
ローター径: 70.5m
受風方式 : アップウィンド
増速機  : あり


【アクセス】
道路状況 : 舗装路/未舗装路

地図の中心付近は、風車の位置を示しています。
衛星画像に切り替えたり、ズームアウトしたりするとわかりやすいです。

愛知県田原市の半島の突端側、北端のエリア2ヶ所にまたがって合計7基ある風車が渥美風力発電所(日本風力開発)です。
伊良湖港から国道259号線を少し北上し、宮下交差点を海沿いへ折れ、そのまま海沿いに走っていくと5機並んだ風車が見えてきます。
また、宮下交差点をさらに国道259号線にそって北進し、伊良湖神社北交差点から県道418号線を北上すると、火力発電所の北東側のあたりに残りの2基があります。


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愛知県田原市の半島の先端付近に並んでいる5基+2基の計7基の風力発電所です。
風向きにもよりますが、まっすぐな道沿いに、海の方を向いて整列するGEの風車はなかなか壮観で、景色もとてもよかったです。
渥美半島の突端付近は、海風が非常につよく、波しぶきがかかるほどでした。
また、整列している5基の他の2基は、火力発電所付近の、緑が多いエリアに建っており、これまたよい眺めでした。
火力発電所の煙突も視界に入り、おもしろい光景でした。

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この風力発電所の風車は、GE Wind EnergyのGE1.5Sが使用されていました。
出力は1.5MW。よく見かけるタイプの、アップウィンドの風車です。
ナセルにはGEのロゴはなく、"Atsumi"の文字が入っていました。

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アルバム: [渥美風力発電所(日本風力開発)]
20170603 渥美風力発電所(日本風力開発)


*見学設備とは、説明用看板などが設けてあるか、見学のために近づけるようになっているかなど、見学者を受け入れる用意があるか、見学者が訪れる前提で発電所が整備されているかどうかを指しています。

「注意事項」
・施設を訪れる場合の参考にしていただくのは構いませんが、実際に訪れておきた事故等の責任は一切負いません。各自判断のうえ自己責任でお願いします。
・立入禁止区域等には絶対に入らないようにしましょう。
・当ブログは風力発電の是非について問うものではありませんし、特定の意見もありません。そのような観点からのコメント等は受け付けておりません。

【風車めぐり】 第37弾 : 久美原風力発電所

シリーズでお届けする【風車めぐり】は、全国の風力発電所を訪れた記録を紹介するシリーズ。
風力発電所の様子や感想などをお届けします。

第37弾は、愛知県田原市六連町にある、久美原風力発電所

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風力発電所データ】
名前  : 久美原風力発電所
場所  : 愛知県田原市六連町字東峠
規模  : 1.5MW (1.5MW x 1)
風車数 : 1基
営業開始: 2007年1月
見学設備: なし
駐車場 : なし
接近  : 可
その他 :

【風車データ】
メーカー : GE Wind Energy (アメリカ)
風車型式 : GE1.5S
単基出力 : 1.5MW
タワー高 : 65m
ローター径: 70m
受風方式 : アップウィンド
増速機  : あり


【アクセス】
道路状況 : 舗装路/未舗装路

地図の中心付近は、風車の位置を示しています。
衛星画像に切り替えたり、ズームアウトしたりするとわかりやすいです。

愛知県田原市の外海側の国道42号線を西へ向かって走っていると、ファミリーマート田原六連店のあたりから風車がよく見えます。
その先の久美原交差点を北進し、アクセスできます。

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愛知県田原市の、半島の付け根の辺り、外海側から少し入った農耕地のなかにぽつんと1本だけ立っているのが、久美原風力発電所
まわりに少し高い木があったり、起伏の激しいエリアに立っているので、あまり風景としては映えない印象です。
しかしいつも風車があるような場所とは少し変わった場所にあり、新鮮でもありました。
少し離れた電柱に、風車を監視するためのライト付きのカメラが備え付けられていました。


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この風力発電所の風車は、GE Wind EnergyのGE1.5Sが使用されていました。
出力は1.5MW。中型のアップウィンド機で、よく見かけるタイプです。
ナセルにはGEのロゴがそのまま入っていました。

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アルバム: [久美原風力発電所]
20170603 久美原風力発電所


*見学設備とは、説明用看板などが設けてあるか、見学のために近づけるようになっているかなど、見学者を受け入れる用意があるか、見学者が訪れる前提で発電所が整備されているかどうかを指しています。

「注意事項」
・施設を訪れる場合の参考にしていただくのは構いませんが、実際に訪れておきた事故等の責任は一切負いません。各自判断のうえ自己責任でお願いします。
・立入禁止区域等には絶対に入らないようにしましょう。
・当ブログは風力発電の是非について問うものではありませんし、特定の意見もありません。そのような観点からのコメント等は受け付けておりません。

ジェネレーター交換をする Coleman Northstar 2000 ガソリンランタン

大型連休に入り、キャンプをされる方も大勢いらっしゃるのではないでしょうか。
キャンプの必須アイテムの一つに、ライティングツール、つまりは照明器具があります。
数あるキャンプ用照明の中でも明るさを誇る、Colemanのガソリンランタン、Nothstar 2000のメンテナンスについて書いてみます。

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ColemanのNorthstar 2000は1996年に発売され、現在もColeman製ランタンの中で最大光量を誇るとともに、現行機種でもあるロングセラー商品。
私が使っているものも、今年で15年目。幾つか部品交換はしていますが、全く不具合なく使えています。

コールマン ランタン ノーススター2000ランタン 2000-750J

コールマン ランタン ノーススター2000ランタン 2000-750J

その幾つか交換した部品の中で、何度も交換している部品が、ジェネレータです。
ジェネレータはマントル(光っている部分)の横を通っている真鍮色のパイプで、この中でガソリンを気化させて先端のノズルから噴射する部品です。
ランタンの灯りが安定しなくなったり、最大火力にすると逆に暗くなったりといった現象が起こった場合、このジェネレータを交換するとよくなることがあります。
私のランタンも、すでに3-4回ほど交換しています。

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このNothstar2000ガソリンランタンは、ほとんどの部品が簡単に交換できる構造になっており、ジェネレータの交換もとても簡単です。
今回はちょうど交換作業を行ったので、方法をご紹介。

交換部品として用意したジェネレータは、Coleman [639B2992]。

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本来Northstar2000用の交換用ジェネレータ品番は[2000-589R]ですが、どこのお店に聞いても入荷未定との返事。
確たる情報が入手できませんでしたが、生産終了したとの噂が。
代わりに国内未発売の、灯油ランタン 639B用のジェネレータが使えるとの情報が。
確証がとれなかったので不安でしたが、購入してみました。
結果的には使えたのですが、[2000-589R]には付属しているジャムナットが付属していません。
ジャムナットはめったに壊れないので良いかと思いますが、万が一そこが壊れていた場合は[639B2992]では対応できません。

その他にマントルも破ってしまうので、用意しておく必要があります。

コールマン マントル(95型) 95-102J

コールマン マントル(95型) 95-102J

また、ランタンをメンテナンスするにあたって、専用工具であるColemanスーパーレンチを1つ持っておくと、どこでも簡単な修理ができて便利でしょう。

コールマン スーパーレンチ 149A9505

コールマン スーパーレンチ 149A9505


さて、交換手順に移ります。
バルブは全閉(消灯)の位置にしておきます。
安全のために燃料は抜き取ってから作業しましょう。
写真では忘れていますが、まずは感電を防ぐために、自動点火装置を外します。
そしてトップナットをゆるめ、傘、グローブ、取手のセットをごっそり外します。
ついでにグローブは綺麗に拭いておくとよいでしょう。
マントルは破って、残ったクリップを外しておきます。

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マントルの下側の受け部を、爪を内側に押し込むようにして外します。

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中央のボルトを外し、バーナー一式を取り外します。

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残ったまっすぐ立った棒がジェネレータです。
ジェネレータ根本のジャムナットを緩め、ジェネレータを取り外します。
ジェネレータの内部にはスプリングやジェットのような棒が入っているので、取扱に注意します。

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取り外したジェネレータはこんなにも曲がっていました。
そりゃ不安定になるわけだ。
今回は [639B2992] 品番のジェネレータを使うので、ジャムナットは外したジェネレータから新しいものに付け替えます。

ジェネレータを取り付ける上での注意点は、フックの向きです。
ジェネレータ内部のフックを、この向きに取り付けます。

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ジェネレータのジャムナットを締めたら、バーナー一式を戻します。
バーナーを戻すときに注意したいのは、ジェネレータの先端がかならずバーナーの穴の中に入るように取り付けます。

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分解したときと逆の手順で、バーナー、下の台を戻したら、マントルを取り付けます。

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マントルの取り付け方のコツとしては、マントル本体にある線が必ず一直線になるように取り付けます。
また、マントルは一度カラヤキすると、風でも崩れてしまうくらい不安定になりますので、クリップの向きに注意します。
グローブ一式を戻すときに誤ってクリップに触れてしまうと、それだけでマントルが崩れる原因になるので、できるだけグローブに接触しにくい向きにクリップを取り付けます。
また、取り付けたマントルはできるだけきれいな形になるように整えておきます。

マントルを取り付けたら、戻し忘れた部品がないか最終確認をしてから、マントルのカラヤキを行います。

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マントルのカラヤキは、マントルの下部に火を付けると勢い良く燃え上がり、灰になります。
できるだけ均等に火を付けると、仕上がりがきれいです。

マントルのカラヤキが終わったら、グローブを取り付け、給油をしてしばらく点灯させます。

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安定して点灯することを確認して、マントルが全体的に白くなったら、作業完了です。

合わせてポンプカップの注油もしておくと良いでしょう。

また、十分にポンピングしたのにかなり早く光量が落ちてしまう場合などは、圧力抜けが考えられます。
この場合原因となりそうな場所が数か所ありますが、ポンプカップやバルブであったことがありました。
私のランタンの場合、バルブが不良だった時は燃料が少し漏れて、バーナー以外のところから火がついたりしました。
またポンプカップの劣化によってポンピング時になかなか圧が上がらないこともありました。

部品が意外と高く、すでに総額でもう1台買える価格を超えていますが、長く使うと愛着もわくもの。
グローブがドイツ製(現在は中国製)だとか、トップナットが黒いとか、細かく変更になったところもあるので、愛着はより一層です。

道具のメンテナンスはキャンプの重要な工程だと思っています。
しっかり道具をメンテナンスして、楽しいキャンプを。

【風車めぐり】 第36弾 : 広川・日高川ウィンドファーム

シリーズでお届けする【風車めぐり】は、全国の風力発電所を訪れた記録を紹介するシリーズ。
どこか普段と違う不思議な雰囲気でいて、風が気持ち良い高台にあることの多い風力発電所
そんな風力発電所の様子や感想などをお届けします。

第36弾は、和歌山県有田郡広川町, 日高郡日高川町にある、広川・日高川ウィンドファーム。

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風力発電所データ】
名前  : 広川・日高川ウィンドファーム
場所  : 和歌山県有田郡広川町, 日高郡日高川町
規模  : 20MW (2MW x 10)
風車数 : 10基
営業開始: 2014年11月
見学設備: あり
駐車場 : なし
接近  : 真下は不可
その他 : 案内看板、テーブル

【風車データ】
メーカー : 日立製作所 (日本)
風車型式 : HTW2.0-80
単基出力 : 2MW
タワー高 : 78m
ローター径: 80m
受風方式 : ダウンウィンド
増速機  : あり


【アクセス】
道路状況 : 舗装路

地図の中心付近は、案内看板の位置を示しています。
衛星画像に切り替えたり、ズームアウトしたりするとわかりやすいです。

広川町と日高川町をまたぐ、県道21号線、室川トンネルの日高川町側の入り口すぐの交差点から森林基幹道白馬線に入ると、道に沿って風車が建設されています。
南側から3基目の位置に、案内看板とテーブルが1セット用意されています。
駐車場はありませんが、少し広くなっているので、短時間であれば停めて見学できるでしょう。
なお、上記の方向から林道基幹道白馬線に入ると途中分岐があり、白馬ウィンドファームにつながっていますが、入り口で柵があり、立ち入ることは出来ませんでした。

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和歌山県の広川町と日高川町にまたがる、白馬山脈の尾根上にある風力発電所です。
林道脇にいきなり風車がたてられているので、車で走っていると突然風車が現れて驚きます。
風車付近はきれいに整備されている印象でした。
また、南から3基目のいちに小洒落たテーブルと椅子が用意してあり、隣には案内看板も立っているので、見学が想定されています。
曲がりくねった林道上に風車が並んでいますが、案内板の位置からたくさんの風車を視界にいれることができますし、よく見えるのでしっかり見学ができるでしょう。
なお、風車の付近はフェンスで仕切られているので、真下に近づくことはできません。

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この風力発電所の風車は、日立製作所製のHTW2.0-80が使用されていました。
出力は2MW。最近国内で増えている、ミドルクラスのダウンウィンド型風車です。
ナセルには運営であるエコ・パワーのロゴがあります。

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アルバム: [広川・日高川ウィンドファーム]
20170422 広川・日高川ウィンドファーム


*見学設備とは、説明用看板などが設けてあるか、見学のために近づけるようになっているかなど、見学者を受け入れる用意があるか、見学者が訪れる前提で発電所が整備されているかどうかを指しています。

「注意事項」
・施設を訪れる場合の参考にしていただくのは構いませんが、実際に訪れておきた事故等の責任は一切負いません。各自判断のうえ自己責任でお願いします。
・立入禁止区域等には絶対に入らないようにしましょう。