ネットワークまわりの配線が片付いたので、次はテレビ配線を敷設した。
テレビ配線も少しばかりこだわりがあって、地上波、BS、FMの3本を屋外に配線できるようにしてある。一部図面の見落としがあって、外に出る配管が配管引きになっていなかったのは誤算だったが、同軸ケーブルを使ったテレビがいつまで使われるかも怪しいので、まぁよしとした。同じ理由で、宅内配線も配管引きにはしていない。テレビの集合部から各部屋への配線は、施工段階でやってもらったので、自分でやるのはブースターとアンテナの設置のみだ。
まずはブースターを設置。よくあるアンテナ直下のタイプではなく、宅内ブースターにした。FMラジオの周波数帯も混波したかったので、少し値が張ったが、対応したものを設置した。設置場所は、標準で付属する情報分電盤の中。前の記事のとおり、ネットワーク系の機材は小型ラックを用意して別の場所に配線したので、この標準の情報分電盤ががら空きだった。大型のブースターだが、難なく取り付けできた。
続いてアンテナの設置。宅内配線は済んでいるので、まずはBS/CSアンテナの設置。指向方向の都合で、地上波のアンテナとBSのアンテナは全く違う場所になった。
BS/CSは衛星の方向が見えていればいいので、高いところに上げる必要もなく、壁面設置とした。少しでも降雨減衰に耐えられるよう、一般的な45cmタイプではなく50cmタイプのアンテナを採用した。
続いて地上波のアンテナ。残念ながら自分の放送対象地域の送信所に見通しがないので、隣の放送対象地域の親局を狙う。そちらは距離はあれど見通しなので、利得が10dB程度の平面アンテナでも十分受信可能だった。嬉しい誤算で、自分の放送対象地域の放送も問題なく受信できた。
私の場合躊躇なく壁にアンカーを打ったが、皆様は真似されないほうがいいと思う。さわるなと言われても、アンカー打たないと何もつけられないから...。
こうして、引っ越しから1ヶ月を経過したころ、ようやくテレビがみられるようになった。一条工務店の場合、アンテナ設置は業者の紹介のみで、施工の範囲内でやってくれないので、それならば自分でやろうと思った次第。無線通信の施工経験がなければ素直に業者に依頼するのがおすすめ。
ついでに、市町村防災行政無線の戸別受信機用のアンテナも設置しておいた。基本的にはアンテナが不要になるように設計されているはずだが、自宅が自治体の端の方であることと、防災行政無線という性質上、天候が悪いときでも確実に受信できるようにしておきたい。
防災行政無線専用の周波数帯指定アンテナ。こちらもあらかじめ配線できるように入線口を設けておいたので、きれいに取り付いた。
宅内はこんな感じ。私の自治体は希望者全員に戸別受信機が貸与されるので、以前から使っている。こちらもあらかじめコンセントとアンテナ引き込み用の口を用意しておいた。放送系ではないので50Ωだが、まぁこのくらいの損失は許容できる。家族にはダサいと顰蹙ものだったが、防災行政無線は大事。
そういうわけで、各種無線関係のアンテナを設置した。
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