えるまろぐ

風車めぐり時々レビュー

モールス送信練習機 aitendo K-MCT555C

第一級総合無線通信士の電気通信術の合格を目指すべく、モールス電信の送信練習をしています。

そこで必要なのが、電鍵なのですが、電鍵はそれ単体では音は出せません。
電信のできるアマチュア無線機でも持っていれば音を出して練習できたのですが、あいにく電信についてはペーパー無線従事者のため無線機なし。
そこで何か音を出す機械が必要になるわけです。

試験会場でみた、カツミのEKM-2Bを探してみましたが、とうの昔に販売終了した製品で、中古でもほとんど出回っていません。
姉妹機も中古で出てきても高額で取引されているようで、困ったもの。

しばらく探していると、電子部品のキットでちょうどよさそうなものを見つけました。

aitendoの K-MCT555C。

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組み立てキットで、基板上の電鍵を叩くか、電鍵を接続すると音が出るようになっています。

早速購入し、組み立てて見ましたが、音が出ません。
部品のつけ間違いや、はんだ、コンデンサや抵抗が生きているかも調べましたが、原因がわかりません。
てっきりICが死んでるのかと思い、メーカーに問い合わせましたが、基板上のキーの接触不良じゃないか、そうでなければ部品を見直せ、と。
見直してもおかしくないので更に問い合わせると音信不通になりました。なんてこったい。

結局原因は、半固定抵抗をつけ間違えていました。
いや、間違えていたというか。
基板上の表示が誤っていました。
メーカー公式サイトにある回路図とにらめっこしていて気が付きました。
100Kと10Kの位置が逆。

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まったく。

とんでもないトラップを乗り越え、無事音が出るようになりましたが、FREQの抵抗で目一杯調整しても3KHzくらいの甲高い音が。
それに電源を入れていると、キーを叩いていなくてもかすかに音が出ています。
これは辛い。

......ちゃんとしたオシレーターを買うべきかもしれません。

とりあえず、音は出るので、しばらくはこれで練習です。