一条工務店では、実際の家具家電付き建売物件に宿泊体験ができる。
実際の物件に一泊して何でも確認できる機会は、とても貴重であった。
宿泊体験は無償で、夕食の補助もあった。太っ腹である。
家具家電、最低限の食料と過剰な飲み物・酒類、タオル等も備蓄されており、着替えだけ持っていけば問題ない。
イメージする延床面積の乖離
実は、宿泊体験に行く前に、実際の建売物件をもう1棟見学させてもらった。
というのも、自分の思い描く延床面積と、担当営業さんの推奨する延床面積がそこそこ大きく乖離していて、担当営業さん曰く、「イメージどおりだと広すぎです」と何度も言われた。
イメージのズレは約7~10坪ほどあり、かなり大きい。
そこで、我が家の家族構成(予定)の、近年のトレンドを加味した担当営業さん推奨の延床面積の物件を見学させてもらったのだ。
ところが、やはりどう考えても狭すぎる物件で驚いた。これでは息が詰まるし、こんな広さしか手に入らないなら、新築の計画すら考え直したいと思うほど。
どうやら、我々が両方とも田舎の実家暮らしだったことが大きく影響しているようだ。我々には到底許容できるものではなかった。
贅沢を言い過ぎなのではという思いはもちろんあったが、この窮屈さや不満足さを抱えたまま家をつくってしまえば、間違いなく大きく後悔すると思った。
なので、イメージが広すぎるということは念頭において、担当営業さんの推奨よりももう少し広い面積で検討を進めることにしたのだ。
そういうわけで、宿泊体験棟は担当営業さんの言う面積と、我々のイメージしていた面積の中間をとった広さでお願いした。
宿泊体験にあたり準備してもらったもの
まず、理想の面積がバグっていることがわかったので、宿泊体験棟の平面図と、電気図面を用意してもらった。
宿泊体験中に、図面と完成建物の、自分の中のイメージの整合を取るためだ。
この作戦はなかなかよく、図面がこうなっているところは完成するとこうなるんだな、というイメージがよく掴めた。
特に玄関の広さはイメージがつかみにくく、参考になった。
宿泊した物件
残念ながら、GRAND SMARTの宿泊体験棟はまだ存在しないため、i-smartの宿泊体験棟で、グレイスキッチンのモニターキャンペーンの時期に作られた物件にしてもらった。
i-smartなのにグレイスキッチンがついている物件だ。また、ハイドロテクトタイル、モクリアも採用されている物件であった。
宿泊体験では妻の第一希望が、キッチンの使い勝手を確認したい、だったので、これはとてもありがたかった。
対して私は、太陽光発電システムのノイズ、一条工務店標準の電気設備、ロスガード換気システムの体感をしてみたかった。
太陽光発電システムは予想どおり雲天にもかかわらず相当なノイズを出しており、不採用で行く決心が完全についた。
標準の照明器具等についても実際のモノや施工後状況を見ることができてためになった。
ロスガード換気システムは、さらぽか(デシカント除湿機能付き)が採用されており、高湿度が大嫌いな私には最高だったが、少々乾燥しすぎていることが気になった。
宿泊体験棟の物件には各部屋に加湿器がおいてあった。本末転倒...?
また、なぜか全部屋に天井埋込み型のサーキュレータがついていたことが非常に気になった。これは後に書くが、さらぽかの仕様によるものだった。
サーキュレータの全室設備は知らなかったので、これもためになった。
そのほか、さすが高断熱物件、熱交換換気システムが稼働しているだけで温度は非常に快適であった。
採用予定の床材のモクリアも、これならいいかな、という確信が持てた。
住宅展示場にあるモデルハウスは、広く感じるように+そもそも広く作られているので、そのイメージで進めてしまうと、完成時にアレッ?となるもの。
実際に売られているスケールの建物に宿泊することで、スケール感を把握したり、気兼ねなくじっくり見られるので、宿泊体験はとてもよい取り組みだと思った。
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