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風車めぐり時々レビュー

【風車めぐり】 第46弾 : 瀬戸ウインドヒル発電所

シリーズでお届けする【風車めぐり】は、全国の風力発電所を訪れた記録を紹介するシリーズ。
風力発電所の様子や感想などをお届けします。

第46弾は、愛媛県西宇和郡伊方町瀬戸ウインドヒル発電所

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風力発電所データ】
名前  : 瀬戸ウインドヒル発電所
場所  : 愛媛県西宇和郡伊方町
規模  : 11MW (1MW x 11)
風車数 : 11基
営業開始: 2003年10月
見学設備: あり
駐車場 : あり
接近  : 可
その他 : 駐車場、トイレ、案内看板

【風車データ】
メーカー : 三菱重工業株式会社 (日本)
風車型式 : MWT-1000 / MWT-1000A
単基出力 : 1MW / 1MW
タワー高 : 50m / 50m
ローター径: 57m / 61.4m
受風方式 : アップウィンド
増速機  : あり

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【アクセス】
道路状況 : 舗装路

地図の中心付近は、せと風の丘パークの位置を示しています。
衛星画像に切り替えたり、ズームアウトしたりするとわかりやすいです。

愛媛県西宇和郡伊方町にある、佐田岬半島を走る国道197号線沿いにせと風の丘パークがあり、その東側サイト部分が瀬戸ウインドヒル発電所です。
国道197号線八幡浜方面から走り、道の駅瀬戸農業公園を過ぎてしばらくゆくと、せと風の丘パーク右折の看板が出てくるので、看板に従います。
風車沿いに、看板に従ってしばらくゆくと、小さなトイレと公園があります。

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せと風の丘パーク内には2つの風力発電サイトがあり、東側の風車群が瀬戸ウインドヒル発電所です。
ナセルには三菱重工のロゴが入っています。
同パーク内西側のサイトの大和ハウス工業のロゴ入りの風車は、別の風力発電サイトのものです。

瀬戸ウインドヒル側にある小さな公園内には、トイレと屋根付きのテーブルがあります。
そこに風車の案内看板が置いてありますが、電光掲示板部分は稼働していませんでした。
また、隣接の広場にはMWT-1000A用のブレードが一枚展示してあります。
トイレのある公園を過ぎてしばらくゆくと、サイト全体を見渡せる高台の部分にもスペースがあります。

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このサイトの風車は2種類の機種が使われています。
トイレのある公園の広場に立っているのがMWT-1000Aで、他の10基であるMWT-1000の改良機種です。
「第39弾:伊良湖風力発電所」で紹介したものと同型機種です。
MWT-1000に比べ、ブレードの形状が変わり、少し長くなっています。
MWT-1000のローター径が57mであるのに対し、MWT-1000Aのローター径は61.4mと受風面積が大きくなっています。
その分回転数が少なくなっているため、注意してみると見分けられるかもしれません。
また、このサイトの1号機であるMWT-1000Aは国内での商用1号機です。
これまで風車めぐりをしてきましたが、三菱重工業製の風車に真下まで近づけるサイトはなかなかなかったので、貴重なサイトです。
また、ブレードの実物が展示してあるのも一見の価値ありです。
さらに、この風力タービンはハブ高が50mと低めで、ローターが間近に感じられ迫力も満点です。
特に公園上部の広場からは、高い位置から低めの風車を見られるので、その大きさを存分に感じられるばかりか、海を背景にすべての風車が一望できるので、圧巻の風景です。

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アルバム: [瀬戸ウインドヒル発電所]
20180428 瀬戸ウィンドヒル発電所

*見学設備とは、説明用看板などが設けてあるか、見学のために近づけるようになっているかなど、見学者を受け入れる用意があるか、見学者が訪れる前提で発電所が整備されているかどうかを指しています。

「注意事項」
・施設を訪れる場合の参考にしていただくのは構いませんが、実際に訪れておきた事故等の責任は一切負いません。各自判断のうえ自己責任でお願いします。
・立入禁止区域等には絶対に入らないようにしましょう。
・当ブログは風力発電の是非について問うものではありませんし、特定の意見もありません。そのような観点からのコメント等は受け付けておりません。